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回遊待ちメバル! |
Update 2010.02.20 |
回遊待ちでメバルを狙う!

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気候変動の事が随分メディア等でとりあげられているが、長い地球の歴史の中では周期的に温暖化したり氷河期になったりを繰り返しているので、それと同じように魚の分布に変動があったとしてもおかしくは無いでしょう。
ここ近年はメバルが比較的多いと言われた臼杵市でも海水温の上昇等が影響しているのか定かではありませんが、10数年前に比較すれば年々釣れるメバルのサイズも小さくなり、釣れる数も減っているという話を良く聞きます。
しかしながら、メバルはロックフィッシュの仲間とされるものの、カサゴなどに比べれば遊泳能力が高く、群れでベイトを追って回遊し続けているので、メバルの巣と評される津久見島周辺の岩礁帯を中心に数多くのメバルが生息しているのは間違いありません。
ベイトフィッシュの存在がカギ!

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潮周りが大きかったので、メバルの回遊が最も期待できる満潮1時間前の上げ潮の満ちこむ時間帯を狙って釣行しました。
天候は真冬の気圧配置で北西から強風が海面をたたきつける中、メバルの回遊ルートを推定する作業から始めました。
表層を小さなイワシなどが泳いでいると仮定するならば、同じ漁港の中でも、北西の風によって、これらのベイトフィッシュが吹き寄せられる部分にメバルが回遊してくる可能性が高いこと。
そして、電灯などの明かりによってベイトフィッシュが集まりやすいという条件と回遊してきたメバルが適度に隠れて休める海草などが生い茂っている場所等の諸条件を満たしているポイントを中心に回遊してくるメバルを待ち構えることにしました。
やがてメバルの群れが到着!

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たしかに、数年前のようにワームを投げれば即座に反応があった頃に比べれば、はるかに状況は悪化して渋くなってきたと謂わざるを得ませんが、好調だった時期にも見逃していた回遊するメバルのパターンを見出すべく、釣れなくても定点観測を続けるつもりで臨んでいたので、あまり苦にはなりません。
徐々に潮の流れが緩くなり、その反対に吹き付ける風が強烈に海面を波立たせるようになった頃から、表層部分で10センチ以下の小さなメバルが釣れ始めました。
比較的大きな群れだったのか、ほとんど入れ食い状態でしたが、20UP のメバルを探るために、少し巻いてラインをちょっぴり弛ませてフリーフォール気味に探ってゆくと・・・もわもわといった水圧のようなものを穂先に感じたので、何度か繰り返すと・・モワモワ・・グン!というアタリとともにロッドが弓のように曲がります。
このパターンで20UPのメバルを数匹ゲットできました。
産卵後の荒食いでしょうか・・・
(カメラを忘れた日の釣果・・・)
今回の釣行で、再確認できたのが、ジグヘッドの重さとセットしたワームによる比重の大切さです。
今回使用したジグヘッドの重さは実験の意味合いもあって1.0g・1.5g・2.0gの3種類、そしてワームにはベビーサーディンとガルプ!バス用ワームをピンテールワーム風に加工したものを使用しました。
この中でも、比重の調整をしやすかったのが、言うまでも無く1.0gと1.5gのジグヘッドです。
ジグヘッドが軽いと、ちょっと長めで重いワームをセットしても魚に違和感を与えることなく食わせられることを再確認しました。
例えるならば、メジナ(クロ)の磯釣りに潮流になじむ玉ウキを使うのと同じような原理でしょう。
ということで、3日間くらい息抜きにメバルを狙って久々にメバルオンリーの釣りでしたが、回遊待ちのパターンも(外れる可能性はありますが・・・)面白いことを学ぶことができました。
今回はキープサイズは持ち帰りましたが、小さいものでやむ得ずリリースできなかったものは、有難く持ち帰りました。
今回のタックル
◎今回のタックル
ロッド:オフト ウォ-ターサイド Xplus78
リール:シマノ 03 ナビ C3000
ライン:サンライン・スモールゲームFC フロロ 2.5lb
ジグヘッド:メバル弾丸 1g 他
ワーム:ガルプ!他
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