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日本製シーバスロッド! |
Update 2010.10.28 |
日本製!ヤマガのシーバスロッド!

YAMAGA Blanks(ヤマガブランクス) EARLY(アーリー) 95MLRF
これまでずっと愛用してきたダイコーのプレミアシリーズが中国製のトラッドアーツに代わると知り、正直、戸惑ってしまいました。
シーバスのシーズンが始まるまでに現在使用しているロッド(ダイコープレミアPMPE-91L)よりも長くて、これまでのMAX21gを超えるルアーを投げることができて、ロッドの穂先が柔らかいファーストタイプで、自分の好みとしてコントロール性の良いグラスロッドっぽい感触のロッドが存在しないか?随分と探しました。
しかも予算が2万円前後と限られているので、リーズナブルな価格帯のものを中心に情報収集を始め、実際に店舗で振ってみたり人に聞いたりネットで口コミを分析したりと手を尽くして、たどり着いたのが地元九州の山鹿市で製作されているヤマガブランクスのEARYシリーズでした。
日本製ならではの緻密さが光る!

YAMAGA Blanks(ヤマガブランクス) EARLY(アーリー)92XMLRF
しかしながら知名度の無いメーカーだったので逡巡しましたが、ここは使ってみなければ分からないということで、日本の職人さんの魂を信じてEARLYの95MLRFを購入し現在使用中です!
まずはヤマガブランクスEARLY95MLRFのインプレですが、ルアーの重さ対応の表記は7gから28gとなっていますが、表記どおりの性能で、これまでは投げるのにワンテンポ置いて投げていた20gのアイマ・ハニトラ90カルトラも気持ちよく振りぬいて投げることができるようになりました。
しかも飛距離は格段に上昇し、河川の狭いところだと対岸の竹やぶに届く勢いなので、対岸の浅瀬をタイトに狙うことが可能になりました。
そして自分がこだわっていたのが、100パーセントカーボン含有ではなく、グラスも混合されたしなやかな特性です。この部分だけは、どうしても譲れなかったのですが、理由はグラスのしなやかさを取り入れたことでルアーを投げる時のコントロールが格段に上昇することと(しかも遠くのポイントを正確に撃つことが可能)、ロッドティップの柔らかさを利用すれば立ち位置の後ろに壁がせまっていても短いスイングで投げることができるという部分です。
感度完全重視であれば6万円くらいの100パーセント・カーボン含有のロッドがベストだというのは否めませんが、PEラインを使っているので、それなりの感度があれば自分には十分だったし、実際に使用してみると感度も以前よりは格段に向上しているので非常に満足しています。
日本の職人魂が込められている!

YAMAGA Blanks(ヤマガブランクス) EARLY(アーリー) 88MLRF
そして、ここ数日の間にシーバスを掛けて感じたのは、標準的なシーバスロッドに比較するとロッドテイップから曲がってバット部で支えるときにロッドの先っぽが気持ち柔らかいかな?と感じることもありますが、実は昨夜もタモ入れに失敗してシーバスに逃げられた時に駄目だこりゃ・・と思いきや、フックがしっかりシーバスの口に残っていて再びファイトを楽しめた時には、噂にはバラシにくいロッドだと聞いていましたが、これは本当だと実感させられました。
特筆すべきはロッドの穂先は柔らかいのにバット部がしっかりしていて、以前よりは短時間でシーバスを寄せることができるようになったことです。
それから最近は何でもかんでも中国で組み立て製造することが多くなりましたが、自身も以前は中国である商品を工場で製作していただき輸入する業務をしていたので、現場の状況が想像できるのですが、正直、品質管理は非常に困難を極めるので、ロッドを中国で製作した場合に、特にロッドの命となるブランクスの製造も大変でしょうし、ガイドの取り付けを完全に行わせるのは難儀であることが想像できます。
そして日本の釣具メーカーの下請け企業として永年活躍された職人さんたちに何か報いることができればという気持ちにもなりました。
といいつつ自分の着ているものは全てメイドインチャイナというのが本当のところですが、このEARLY95MLRFはロッド自体が軽く、シーバスを掛けてもバラシにくいのと、ルアーを投げる際の操作性が良いので、これからシーバスを始める方にもオススメです。
ランカーばかりを対象にしているベテランの方には最近出てきた92XMLRFくらいがちょうどいいでしょう。
都市部の河川であれば88MLRFが、ラン&ガンするのにちょうどいいと思われます。
Kガイドは風の加減でロッドの先っぽ部分のガイドにPEラインが絡みやすいので、確かめてから投げることを推奨します。
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そるおたタックル研究 |
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