シンプルにクロダイをルアーで釣る方法

釣りを始めてから約50年となりました。幼少のころからの川釣りに始まり海でのシロギス釣りやハゼ釣り、大人になってからは海のルアーフィッシングでスズキ(シーバス)をターゲットに釣りに興じていました。

思い返せば今から16年前に、シーバスが釣れなくなる時期に、ひょんなことから真冬の海で手軽に釣れるものはないだろうかと考えて、発案したのが、今で言うチニング(クロダイのルアーフィッシング)でウキペディアにも載っている「Oリグ」という仕掛けです。

当時はブラックバスが全盛期で、海の魚を手軽にルアーで釣るには材料不足であり、ブラックバスで使用されるワーム(柔らかいゴムのような疑似餌)を流用するしか術はありませんでした。

Oリグの構造は非常にシンプルで2インチくらいのバス用のエビに似た形のホッグ系のワームを少し短く切って、クロダイ用のチヌ針6号もしくは5号をワームに通して、ショックリーダーというルアーフィッシングで使うメインラインの先っぽに取り付けるラインに2号くらいの丸オモリを通してセットしたものです。

Oリグが他のリグ(仕掛け)と違う、最大の特徴は、チヌ針を直接結ばずに、針の輪にラインを通して抜けないように結びコブを作ります。

こうすることで、Oリグが海底に着いてから、海底を這うように引いてクロダイを誘うのですが、ワームの形状や浮力により、常に上を向いて誘う姿勢を保つようになります。

実際にバケツにOリグを漬けて、何度も実験を繰り返しましたが、良い感じでワームが水中で姿勢を保ってくれます。

その他の特色としては、オモリもワームも固定していないので、クロダイやキビレチヌ(クロダイの一種)が違和感なくOリグに深く食いついてくるので、針掛かりが良く、滅多にフックアウト(魚がはずれること)がありません。

初心者のルアーマンにも試してもらいましたが、いきなり52センチのクロダイを釣り上げるなど、大きな成果を出しています。

使い方は簡単で、15gの仕掛けを投げられるロッドとリール(シーバスロッドや硬いメバルロッドも可能)でOリグを付けて海に向かって投げて、海底に着底したら、ゆっくりと海底から離れないように、海底の起伏を感じながら巻いてゆくのが基本になります。

Oリグが真価を発揮するのはお正月明けの真冬のクロダイ・キビレチヌを釣ることです。もちろん、春夏秋冬、一年中使用することは可能です。

最近は淀川から流行したフリーリグ用に様々なクロダイ用のワームが発売されていますので、それぞれのポイントに応じてアレンジしながらOリグを作って使っていただければ幸いです。

こんな感じで、身近にできる海のルアーフィッシングについては、様々なジャンルと手法があるので、追って紹介いたします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次