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塩分濃度という仮説! |
Update 2006.11.26 |
塩分濃度に原因が・・?
シーバスの2005年と2006年シーズンを比べ てみると、明らかに2005年シーズンの方が釣れた と思っている人が多いのではないでしょうか。
自分のフィールドでは2005年シーズンのパターン は2006年の5月まで続き、例年通りに釣果が安定 してました。
2006年夏はチヌが好調で、この辺りから例年とは 違うパターンに入っていったような気がします。
9月下旬に入っても水温が下がらない上に雨が極端に 少ない状態が続いて、随分長期間に渡って夜光虫に 悩まされ続けました。
11月の下旬に入って雨が降り続き、沿岸の塩分濃度が それ以降は薄い状態が続くことになります。
水温が例年よりもずっと高い状態が続いているのも シーバスの大きな群れが接岸してこない要因にはなって いると思いますが、年間を通してシーバスの接岸度合い を定点観測してみると、昨シーズンは総じてシーバスの 魚影は薄かったものの、塩分濃度の高い期間は小さな 群れであっても定着しやすく、雨が降り続くとパタリと 何処かへ移動してしまうといったことを何度も体験 しました。
塩分濃度が全般的に低い傾向だった・・・
そして一年魚のセイゴの魚影が極端に薄く、例年で あれば、ちょっとした船溜りでワームやCD3を使えば 1キャスト1ヒットの入食い状態が楽しめるのですが そうしたことが全くなかったことから、一年魚から ランカーシーバスまで総体的に接岸度合いが低かった ように思われます。
原因は良く分かりませんが、昨シーズンは海水温が 例年よりも高く塩分濃度が低かった為にちょっと雨が 降っただけで沿岸部の塩分濃度が下がり、シーバスに 快適な状況ではなかったことが想像できます。
これはベイトフィッシュにも、あてはまると思うの ですが、全般的に少なかったのと、釣れたシーバスも 十分な栄養を摂っていないせいか、痩せた個体が多 かったです。
塩分濃度がシーバスの群れの行動に作用するという のは仮説の一つにすぎませんが、ポイント選定の カギとしてこの説がどのように作用するのか、 今後も検証を続けていきたいと思います。
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