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ジャブロー詳解! Update 2007.03.25

新ポイント開拓はホントに面白い!

複雑な地形は流れの変化を生む!

メンバーのヒロが発見してくれた新ポイント・ジャブローへ朝マズメ時に続いて今夜で本日二度目の釣行です。

ヒロは前日に別のポイントでカニパターンで妙なワームを使って66センチのシーバスをゲットしてたので、今回は同行してません。

クロソイをローリングベイトでゲットした朝方の潮の流れは干潮間際の下げ潮でしたが、夜の満ち込みの上げ潮の場合はどうなのか知りたくて新ポイントの調査を兼ねて明るいうちにチェックしておいた水中の地形をイメージしながらキャストを始めました。

スーパーランカーの通るポイント!

シャローや砂浜にかけてのカケアガリが素晴らしい!


新ポイント・ジャブローの特徴は複雑な地形にあり、立ち位置の正面には砂浜があり、その砂浜と立ち位置の間には深くえぐれた潮の流れの速い海が広がっていて、そして脇にはシャロー帯が広がっており、ブレイクからシャローへ続くカケアガリの角度がなだらか過ぎずにちょうどいい感じでシーバスが好んで着きそうな角度になっています。

今回は満ち込みの上げ潮狙いだったので上図のように、潮の流れがシャロー帯のカケアガリ部分に沿うように流れている様子が分かると思いますが、河川へと向かうシーバスが一時的にステイするにはちょうど良いポケットのようになってる部分なので、シーバスが着くとすればブレイクから砂浜にかけての傾斜のなだらかなカケアガリよりも、
シャロー帯の傾斜のきついカケアガリに縦のストラクチュアにシーバスが着くが如くステイするはずであるというのが自分なりの予想でした。

今回は小潮の満ち込みだったので、潮の動きも緩慢でベイトの数も多くなかったのですが、時間がたって風が出始めた頃から海草やゴミなどの浮遊物が気にならなくなったところで、シーバスが着いてると思われるポイント(上図オレンジ色の部分)をシンキングミノーで攻めてみました。

しかも、月明かりがカケアガリの後ろから差し込んでいたので、カケアガリ部分がちょうど明かりを遮るシェードのようになっていて、通りがかったシーバスが生理的にも必ず留まる状況となり絶好のチャンスです。

何度かアタリを感じるものの、ルアーを引いてくる方向と逆を向いてるシーバスを食わせるのはコツが要りますが、リトリーブスピードを若干速めて水面下にいるシーバスの頭にルアーをぶつけるような感じでポイントの上をルアーが通り過ぎようとした瞬間にヒット!

エラ洗いもかわして少し移動してタモを取ろうと移動したときに何かの拍子にフックアウト!完全に取れる状況だったのでかなり凹んでしまいました。

あきらめないことが肝心!

シーバスはカケアガリに着いている!

初めてのポイントだけにハプニングはつきものですが、予想したポイントにシーバスが着いていたことが確認できただけでも今回は収穫がありました。

たぶん潮の流れが下げてシーバスの頭が陸地を向いてる状態になれば、ヒットさせても確実にフッキングへ持ち込める確率は高くなるでしょう。


ところで、下げ潮のときに多くの方が経験済みだと思いますが、上図のように砂地と陸地の間に海がある場合に、上図で言えば下げ潮の潮の流れは右から左へ流れてゆくので、陸地から砂地へ向かって真っ直ぐにクロスキャストしてルアーをリトリーブするとドリフトしながら下流側に弧を描くように流されて戻ってくるのが普通ですが、時に流れが激しくなると逆流することもあり、
ルアーが上流側へ押し戻される場面に遭遇することがあります。

この点はDUKEさんのHPが詳しいので参照のこと

地の利を考えよう!

ポイントを見つけるにはベイトの好む場所を考えよう!

新ポイント・ジャブローのようにシャロー帯にともなうカケアガリが存在すれば、シーバスポイントとして成り立つ要素が出てきますが、シャローが無くダイレクトに潮の流れが右から左に抜けるとすれば陸地からルアーをキャストするよりも砂地側からキャストしたほうがシーバスをヒットさせるチャンスは多くなります。

それは何故なのか上図の断面図でみていきましょう。

ベイトは流れの緩いポイントを探してる!

水中では予想外の流れの変化が起きている!

この図はポイントの断面図ですが、陸地側が深くて砂地側にかけて緩やかに浅くなっているポイントで、こうしたシチュエーションは全国のどこにでもよくあるパターンだと思われます。

実はこうした何の変哲も無いポイントで90UPのシーバスを何度かヒットさせてるのですが、如何せんウェーディングをやってないので、いつも陸地側からルアーをキャストして効率の悪い釣りをしています。

こうしたシチュエーションでランカーが出るとすれば、陸地側の岸際や防波堤際の縦のストラクチュアに着いたシーバスや、砂地を囲むシャローに差し込んでくるランカーシーバスです。

何故砂地が形成されるかについてはDUKEさんのHPが詳しいので説明は省きますが、水中では単に右から左への潮の流れではなく、岸際の護岸などにぶつかった潮がボトムでは砂地へ向かって流れており、それに巻かれて砂地側へ流されたり泳いでゆくベイトもいて、こうしたベイトを狙って効率の良い捕食活動を行うランカーシーバスの存在は、これまでに数多く体験させられてきました。

そこで、ルアーをキャストするときの立ち位置が非常に重要になってくるわけですが、こうしたポイントがあれば砂地側からそっと近づいてシャローを攻めることができれば結果は出やすいと思います。

自分自身の乏しい経験談ではあまりお役に立てないかもしれませんが、ランカーシーバスをヒットさせる確率を高めるには、リトリーブさせる
ルアーの頭の向きがシーバスと向かい合う(対面)向きになるよう(何故ならシーバスはベイトを頭から飲み込む)に立ち位置を工夫すると、より良い結果が出るでしょう。

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