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アジング(タックル編)! |
Update 2010.12.11 |
これから楽しいアジング!
マアジの産卵期が6月ごろの梅雨時にピークをむかえることもあり、シラスの接岸と共にそれらを捕食する型のいいアジが湾内に一斉に入ってきます。
豊後水道のマアジは関アジに代表されるように、吸水瀬戸の速い潮の流れに揉まれて育っているので、本当に美味しく、地元の漁師さんたちも疑似餌を使って一本一本丁寧に釣り上げてゆきます。
コマセやオキアミなどエサを使って釣ると味が落ちると言われており、関アジがブランドとして確立したのも、そうした並々ならぬ努力とこだわりの賜物だと思われます。
ならば、関アジのように美味しくマアジをいただくために、コマセやオキアミを使わずに釣ることができるのがワームを使ったアジングですが、実際にエサで釣ったマアジとルアーで釣ったマアジを知り合いのおばちゃんたちに食べ比べてもらったところ、ルアーで釣ったほうが断然美味しいと好評をいただいています。
以前はオキアミを使ったカゴ仕掛けの釣り(サビキ釣り)でアジを釣ってましたが、ルアーで釣れたマアジの美味しさに魅せられて、今ではアジングで釣ったアジ以外でアジ寿司を作ることはありません。
前置きが長くなってしまいましたが、本当に美味しいアジをピチピチの刺身やお寿司で食べるために必要なアジングのタックルを紹介したいと思います。
ロッドは穂先の柔らかいものがベスト!
アジングに適したロッドは、メバル用のロッドなどのようにロッドティップ(穂先)の柔らかいものがオススメです。
というのも一般によく言われているようにアジの口周りは薄くて柔らかいために、せっかくヒットさせても口切れしてフックアウトすることが多く、少しでもヒットしたときの衝撃を吸収して和らげるためにロッドは先端部の柔らかいものが必要になります。
バスロッドのように硬いロッドでも使おうとすれば使えないことはありませんが、リールのドラグを極端に緩くして使うなどの手間がかかることと、消耗の早いナイロンラインを使わなければならないなどの制約が出てくるので、本格的にアジングをされようとする方にはオススメできません。
最近はアジング用のロッドなどが数多く出回るようになりましたが、初心者の方が手始めに1本だけロッドを選ぶのであれば、メバル用ロッドで7ft前後の長さのソリッドタイプのものがオススメです。
特にアジングを始めるにあたって軽いジグヘッド+ワームを使うことが多いので硬めのチューブラーよりもソリッドタイプのほうが手になじみやすいし、メバルと兼用できるので便利です。
ラインはフロロがオススメ!
アジングを始めた頃はバスロッドに細いナイロンラインを使っていて、ナイロンライン自体は負荷がかかると適度に伸びてくれるのでヒットしたアジをバラスことなく取り込むのに便利なのですが、
アジングの場合は一度の釣行で数多くキャストを繰り返すので、ナイロンラインが海水を吸ったりガイドとの摩擦で劣化したりと消耗が激しく、何度か釣行するたびに新しいものに取り替える必要があったというのが大きな難点でした。
そこでメバル用などとして販売されているフロロカーボンのラインに替えてみたのですが、メバル用のロッドとの相性は抜群で、いまではアジングに欠かせないツールとなっています。
実際の使用感でいえばナイロンラインの3lbとフロロの3lbを比較するとフロロの方が少しだけ太めに感じるので、アジングに使うのであれば2lbのフロロラインでも十分使えると思います。
最近の新しいフロロラインは巻き癖がつきにくく丈夫なのと劣化しにくい等々いいことづくめですが、何度もキャストを繰り返せばどんなラインでもヨレが生じるのが宿命なので、アジングに使用するリールはスプールの大き目のものを使うようにしてます。
現在はシーバス用に以前使ってたシマノのナビC3000を使ってますが、飛距離も伸びるしいい感じです。リールの大きさは好みもあるので、シマノなら2000番からC3000くらいが目安です。
最近は新素材を使った軽いリールが出ています。例えばシマノのレアニウムCI4なんかは重量が195gです。
アジングの場合はたくさんラインをリールに巻かなくても良いので、リールのスプールにはあらかじめ安いボビン巻きのナイロンライン1号から2号を巻いて底上げをします。
底上げをしたら絶縁テープなどをぐるりと巻いて表面を平らにすると良いです。ラインの長さは50mもあれば十分なので、消耗品と割り切って古くなったら、こまめに交換しましょう。
シラスに似たワームがいい!
活性の高いアジを狙うのであれば、メバル用のピンテールワームでも十分代用できますが、やっぱりオススメはマリアのママワーム・シラウオの2インチと1.3グラムのジグヘッドとの組み合わせです。
当然、アジの遊泳層が深い場合などは、重めのジグヘッドをつかったりダウンショットリグに似たようなもので釣ったりもしますが、表層に流れているシラスやバチにボイルしてるようなアジの場合は尚のこと、上記のママワーム・シラウオが抜群の威力を発揮してくれます。
アジは非常に繊細な部分があって、スレやすいのも事実ですが、そうした能力に対して少しでも違和感を感じさせないようにして、どこまで数多く釣れるのか実験を猛烈に繰り返した結果として最もよく釣れたのがママワーム・シラウオでした。
このワームはバチに偏食したシーバスにも非常に効果があるので、ヤマリアさんには3インチのものをリリースしていただきたいと願っております。
ジグヘッドに関してはどのメーカーのものを使用しても問題ないのですが、フックの軸が太いエコギアのシラスヘッドを使う理由は、25センチを上回るマアジを50匹も連続して釣ると普通の細軸のジグヘッドの場合は金属疲労を起こして根元から簡単に折れてしまったり、アジの口元に折れた針先がそのまま残ってしまい危険なので、クーラーの中のアジを一匹一匹検査しなきゃならない場面が出たりと不都合を感じることが多かったので、フッキング率が数パーセント落ちたとしても安全な太軸のエコギア・シラスヘッドを使うようにしています。
最近は臭い系のワームが随分出回るようになりました。正直、臭い系のワームの代表格であるガルプ!などは初心者の方にオススメです。
こうした臭い系のワームでなければ釣る事のできなかったアジも数多くいますし、自然界の餌である小魚類や多毛類を追いかけているアジには効果覿面です!
これから本格的なアジングの季節がやってくるので、地域によって接岸時期は様々だと思いますが是非美味しいマアジをルアーでゲットしてください。
アジゲー爆釣タックル!
アジングに最適な「ONIリグの作り方」
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