千々石ミゲルリグの進化系!アジング専用ビット!
千々石ミゲルリグを使い込んでいくうちに、判ってきたことは、思った以上にシンカーが沈むスピードが速く、アジがエサと判断してワームに食らいつく「食わせの間」の時間の幅が狭いということでした。
そこで、どうしたらシンカーの沈下スピードを遅くすることができるのか?また、どうしたら極限までワームの動きをナチュラルに見せることができるのか?明るい時間に何度も試作しては、実験を繰り返しました。
そして、ようやく完成したのが、ニュータイプのアジング専用ビットです。このビットの特徴は浮力のある発泡玉の上に4Bのガン玉をセットしているので、沈下させたときに逆さまにひっくり返ってラインにたるみを意図的に作り出します。
実は、ここが最大のポイントで、沈下速度もナチュラルに、さらにワームの動きもベイトにより近づくように考えました。
頭の中では釣れるだろうと考えていましたが、実際に使用してみるとノーマルタイプの千々石ミゲルリグよりも警戒心の高いシビアなアジが釣れるし、ロストする確率がほとんど無くなったので、作り方とセットの方法を公開することにしました。
警戒心の高いアジも思わず食ってくる!
「チチワリグとアジング専用ビットの材料」
チチワリグとアジング専用ビットを作成するのは非常に簡単ですし、材料も全国どこの釣具店でも簡単に手に入るものばかりです。
チチワリグの材料は0.8号のフロロカーボンラインとバランサーヘッド0.2g、ビットをつなぐためのスナップです。
アジング専用ビットの材料は4Bのガン球、5号の小さなジンタン、発泡ブライト中通玉5号、2号くらいのナイロンライン(家にあるもので使えそうなものなら何でもOKです。)そして6号くらいのローリング・スイベルを用意してください。
前回と同じく基本的な作り方ですので、フィールドの状況に応じて、ガン球の重さを変えたり、フックを別のものにしても全然OKです。
まずはチチワから作ろう!
写真では便宜上、説明しやすいように太いラインを使っていますが、実際には0.8号以下のフロロカーボンラインを使用してください。
2本のラインを束ねてくるりと結べば簡単にチチワが作成できます。
チチワは2回結ぶと頑丈になる!
そして、チチワを作ったら、念のため、もう一回くるりと結んで、アジの強烈な引き込みでチチワが崩れないようにします。
チチワにスナップを取り付けよう!
チチワが完成したら、チチワにスナップを取り付けて余分なラインをカットします。
チチワの片方のラインはリールから来るPEラインにつなぎ、もう片方のラインにはジグヘッド+ワームをつなぎます。
アジング専用ビットを作ろう!
アジング専用ビットの材料である2号くらいのナイロンラインを25センチくらいに切って、片方の先端を2回ほど結んで結び目をつくります。
結び目ができたら、結び目の近くに5号のジンタンをセットします。
このジンタンの役割は発泡玉が外れるのを防ぐとともに、少し不安定なバランスを作ることを目的としています。
ビットに発泡玉をセット!
そして、発泡玉にラインを通してセットしてください。
発泡玉の上にガン玉をつけよう!
発泡玉を通した後に4Bのガン玉をラジオペンチで挟んでラインにセットしてください。
この時に、なるべくガン球の真ん中をラインが通るようにします。ガン玉を偏った形でセットすると水中で回転しラインが絡んだり、アジに警戒心を与え兼ねないので、この点はかなり重要な作業となります。
スイベルをつけたらビットは完成!
スイベルは普通の安いものでもOKですが、できればローリングスイベルをお勧めします。
スイベルをラインの片方にセットしたらアジング専用ビットの完成です。
チチワリグのスナップにアジング専用ビットのスイベルをセットしたら使用できる状態になります。
ビットのラインの長さは短すぎても良くないので、チチワリグとバランスを調整するようにしてください。
アジング専用ビットで爆釣を目指す!
水中でのイメージを写真にして見ました。リトリーブしている時は、ちょうどこのような感じでワームとビットが同調していると思われます。
釣り方は、ノーマルタイプのチチワリグと大差はありませんが、ノーマルタイプよりも沈下スピードが遅い特性を利用して、アジの群れが留まっている層を、潮流に乗せてドリフトさせてピンポイントで攻めることができます。
また、メインのPEラインとジグヘッドをつなぐラインが同じなので、水中でアジがワームに触れる感じが手元で読み取れます。
アジがココッンと突くようにアタッてきたら、リトリーブを止めてワームを漂わせるようにさせて、またリトリーブを開始した時にアジが乗っているといった感じの釣れ方が一番多いパターンです。
それでは、それぞれのポイントで挑戦してみてください。
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