雨の激流の中で・・・
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遅く帰宅する頃には雨脚も弱くなり小雨になっていたので、夜空を見上げながら、しばらく釣りに行くべきか否か思いを巡らせていたが、春特有の生暖かい南風が吹いていたので、春の雨の後に河川を遡上する小さなベイトが河口付近に入っているんじゃないかと思いフィールドへ出てみた。
疲労もあり短時間勝負と決めて選んだポイントは河口のブレイクとシャローの激流と緩い流れが絡むエリアだ。
教科書的で簡単なポイントと言われればそうかもしれないが、アムズデザインのハニートラップを激流の中で使えるのかどうか?もう一度再現性を確かめる為の釣りだったのと、どのようにハニートラップを使い応用できるのか?実験的な釣行でもあった。
流されるベイトを演出!
時折、小雨がぱらつく中キャストを開始・・・大潮の満潮から1時間くらい経ていた時合いだったので、予想以上に流れは速く、激流な上に強風がたたきつけるといったコンディションだったので、ハニートラップ95S カルトラの場合は比重が軽く潜行深度が浅いので、激流の中にドリフト気味に流そうとしても風にあおられて不自然な感じの動きになってしまう。
そこで、ハニートラップ70Sに交換してキャスト!95Sカルトラと70Sの泳ぎは全然違っていて95Sのほうはきれいにゆっくりと着実なスラロームアクションだが、70Sになるとウォブリングのピッチが速くバタバタしたアクションに見える・・・70Sのアクションが派手すぎないか心配しながら基本的なアップクロスキャストで流芯付近からU字を描くようにリトリーブする。
イメージとしては雨の後の増水した流れの中で、上流から小さなベイトフィッシュが潮下に頭を向けて流されてきたのが、U字ターンをした瞬間にバタバタと潮上の流れに向って泳ぎだすといった感じだろうか・・・特にこの部分のこだわりは自分にとって大事な部分で、様々なシンキングペンシルを試してみたがU字ターンを描いて潮の流れの抵抗を受けて泳ぎ出す瞬間に浮き上がってしまったり、泳ぎが破綻して不自然な非生物的な泳ぎになってしまう物が多かったので、ハニートラップのように最後まで自然なアクションを演出できるシンキングペンシルに出会えたのは本当にラッキーだった。
予想通り結果はすぐに出た・・・60センチくらいのフッコクラスのシーバスだったが、ランディングした時には、ハニートラップ70Sを完全に丸呑みしていた。
今回の釣果
マルスズキ60センチくらい 1本GET!
今回のタックル
ロッド:ダイコープレミア PMPE-91L
リール:シマノ 08バイオマスター4000S
ライン:デュエル X-WIRE 0.8号
ショックリーダー:ナイロン20lb
ルアー:アイマ ハニートラップ70S
カラー:レッドヘッドホロ
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