ワイルドな本能起動!
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最近、仕事が忙しいというよりは時代の動きが激しすぎて神経をすり減らすようなタイトな生活をしているが、台風18号の影響による久々のまとまった雨もあり、シーバスが釣れそうな風の匂いがしたので、超久々にシーバス狙いでフィールドへ出ることにした。
秋らしいひんやりとした空気の中、今夜は小一時間くらいの短時間勝負なので、あまりポイントを選べないな・・・と考えつつ、シーバスがベイトを捕食しやすいポイントに思いを廻らせて、ここだろうというポイントに車で乗り付ける。
どのポイントも流された草木やゴミが浮いて釣りができるような状況ではないので、シンペンはあきらめて潜航深度が深めのジップベイツ ザブラミノー139Fを選択する。
CD9でレンジを保つ方法も考えたが、水深が浅い部分もあるポイントなので無難なところで139Fにした。
ベイトは弱った魚に違いない・・・
ピンポイントは、多くても3投くらいでヒットに持ち込まないと大きいのは捕れないので、風の向きや強さ、そしてザブラミノー139Fの着水音、潮の流れ、シーバスのヒットポイントを考えてアップクロス気味にキャストする。
ちょうど満潮の2時間くらい前の満ちこみの中潮とあって、潮の流れが緩かったので、何とかゴミに引っかからないようリトリーブを丁寧に足元まで行う。
そして2投目、ピックアップ寸前のところで、パフッ!という音とともルアーを咥えたシーバスが走り出す!ドラグは硬めに設定していたが鈍重な引き込みでラインが出されてゆく・・・ロッドは弓なりになっているが、以前までの硬いロッドと比べてバランスの取れた柔らかいロッドなのでバラスという心配はほとんどなかった。
狙い通り、やはりランカーシーバスは体が重いのと、年齢を重ねているので楽に捕食できるポイントを縄張りにしているようだ。
後は、ランディングまでのファイトを右に左に魚を誘導しながら楽しむ・・・そして体力尽きて浮いてきたところをネットに収める。
超気持ちいいリリース!
ランディングするまでには障害物があったり何やかんやで時間がかかることもある。
しかしながら、ゆっくり時間をかけてシーバスに水を吸わせて呼吸の手伝いをすれば腹を上にしたシーバスも徐々に泳ぐまでの体力を取り戻すことができる。
90UPに成長するまで随分時間もかかったろうし、人間で言えば高齢者に該当するのではないだろうか。
食べて美味しいのは70センチ弱で沖から接岸したばかりの銀色のシーバスだ・・・ずっと観察していると決まった場所に回遊してくるシーバスをみんなが何でもかんでも持ち帰っていたポイントではシーバスの小型化が明らかに進んでいるし、数も少なくなっているようだ。
ネットにシーバスを入れて水に戻すことが多いが、水面近くまで降りられるポイントであれば、やはりボガのようなツールが欲しくなる。
ランカーシーバスの特徴!
ランカーシーバスを釣るにはどうしたら釣れるのか?よく質問されるので以下考え方を箇条書きにしてみた。
①ランカーシーバスは動きが緩慢なので、流されたベイトが自動的に口に入るくらい条件の良い場所で捕食活動をしている。
②逆に捕食が簡単なくらいベイトが群れているときは巨体に鞭打って敢えてベイトを追い回しているときがある。
③非常に用心深いので、魚には慎重に近づくことが肝要であり、ライトを水面に照らしたり、話声などは条件を壊すことになるので禁止。とにかく気配を悟られないようにする。
④潮周り・気象の条件が重要なファクターだが、非常に増水した河川を例にとれば、下げ潮のときは海水の上を流れる真水の量が多くなりシーバスが捕食するポイントは深くなる傾向がある。逆に満ちこみのときは真水の層が薄く捕食ポイントが水面に近くなる。
⑤様々な条件を複合的に考えることでゲームは面白くなる。
今回の釣果
マルスズキ91センチ 1本GET!
今回のタックル
ロッド:ダイコープレミア PMPE-91L
リール:シマノ 08バイオマスター4000S
ライン:デュエル X-WIRE 0.8号
ショックリーダー:剛戦Xリーダー ナイロン17lb
ルアー:ジップベイツ ザブラミノー139F
カラー:イワシホロ
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